活動発足までのストーリーと、ネーミングに込めた思い

活動発足に至るまでのストーリー

この活動は札幌市内でソフトウェアエンジニアとして働く自分が代表として発足されました。札幌市内で生まれ育った自分は地元の進学校を卒業後、入学した大学では講義を受ける意義を全く見出せずほとんど単位を取ることなく中退しています。当時の自分としては勉強の末入学した大学の講義の意義を見出せないことについてそれなりに悩みました。
そんな経緯もあって今の時代に即した教育のあり方について興味関心があり、実際に小学生向けのプログラミングスクールの運営に携わらせてもいただいています。このような経験の中で培われた持論が2つあります。

1. 理論よりも実践。尚且つ、何かを習得する際には教わるよりも教える側に回ることが近道であるという逆説
2. 身につけた知識や技術が、現実に自分或いは誰かにとってプラスの影響を与えたという実感が強力なモチベーションになる

そして、2020年の半ばから僕は高校でプログラミングの講師として教壇に立つようになりました。授業を通して高校生と関わることは純粋に楽しく、ですがその一方で学校授業という構造上どうしても避けられない制約に対する不自由さや自分が思い描く理想の関わり方とのギャップを感じるようになりました。さらに、従来の学校授業のフォーマットとはまた違った形で学習ができる場を創りたいと思う様になりました。
それからおよそ1年が経過した2022年度の初め、上記の持論のもと温めていた活動の構想を高校関係者の方に打診。ありがたいことにご理解と了承を得ることができました。そして僕の授業を受けてくれていた生徒さんに実際に声をかけてみたところ、快い返事を得られたことからこの活動が始まることとなりました。

「Secret Soup」という名前に込めた思い

Secret Soupは秘密(秘伝)のスープを英語に直したものです。そしてSecret Soupというネーミングは、文字通りそのスープ作りになぞらえて名付けられたものです。
スープは野菜やお肉など様々な具材を一つの鍋に煮込んで作りますが、そのスープが持つ旨味は多種多様な具材それぞれから染み出たエキスによるものです。同様にこの活動を通して色んな趣向やバックグラウンドを持つ人々が一つの鍋の中で関わりあい、まるで老舗のお店の秘伝のスープのように人々に愛されながら代々引き継がれててゆくような価値ある文化を生み出したい。という意味が込められています。